スマートロッカーを用いた配送サービス「ECD (Easy Collect & Drop)」の南アフリカにおける実証実験を開始致します。

スマートロッカーによる配送サービス「ECD (Easy Collect & Drop)」のヨハネスブルグ (南アフリカ)における実証実験を開始致しましたのでお知らせします。

 

  • 南アフリカにおけるラストワンマイル物流事業について:アフリカにおけるラストマイル物流の課題解決に貢献すべく、当社はスマートロッカーを用いた配送サービス「ECD (Easy Collect & Drop)」の南アフリカでの提供開始に向け、実証実験を開始致します。ユーザーは、スマートロッカーを通じて簡易に郵便物の送付、受け取り、保管を行うことができます。今回、ヨハネスブルグ市内中心部の大型居住エリアに位置するショッピング施設に9月25日(金)よりECDを設置し、実証実験を開始いたします。また、ヨハネスブルグ市内の大規模集合住宅にも近日中の設置を予定しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

利用可能なサービスオプションは以下の通りです。
1. 最終目的地への配送:最寄りの集荷先ロッカーを選択、また最終配送先の住所を入力する。集荷用に指定した最寄りのロッカーに荷物を預け入れると、最終配送先の住所まで荷物が運ばれる。
2. ロッカー間での配送:集荷、配送先の2つのロッカーを指定し、集荷用に指定したロッカーに荷物を預け入れると、配送先のロッカーまで荷物が運ばれる。
3. オンライン購入商品の受け取り及び返品:弊社提携先ECサイトで商品を購入すると、配送オプションとしてECDを選択することができる。
4. 保管:ロッカーに24時間に荷物を保管することができる。

 

​EC企業・物流企業は配送効率を上げるとともに再配達コストを最小化でき、最終消費者は簡易かつ安価にP2Pでの荷物の送付・受け取りが可能となります。

また、ECDは2021年初旬に南アフリカにおける正式ローンチを予定しており、南アフリカ全土への事業展開を目指します。その後はエジプト、ナイジェリア、ケニア、ガーナへとアフリカ各国への展開を目指します。

  • アフリカにおける物流市場拡大の背景

​アフリカ大陸における物流産業全体での市場規模は37兆円(2018年)、ラストワンマイル市場は2.9兆円(2018年)と拡大を続けています。背景には、近年の急速なデジタル化によって消費者のEC利用が増加していることなどが挙げられ、アフリカ大陸におけるオンラインショッパー数は年率18%で増加しており、またEC市場規模は2.9兆円と拡大の一途を辿っています。

 

  • ラストワンマイルの課題

こうしたEC市場の拡大の一方で、EC小売企業は高い配送費用を理由に利益を上げることが難儀な状況にあります。再配送による配送コストの圧迫が背景にあり、その主な原因は以下の通りです。
・渋滞
・不明瞭な住所
・未整備の道路
・配達場所の散在と長距離の配送
・配達時間を指定できないため、長時間待つ必要がある

また、南アフリカではCOVID-19の急激な感染拡大が進んでおり、*NICDによると感染者数は661,936人(9月22日現在)と、世界で8番目となっております。経済を下支えする物流産業ですが、配達員には感染拡大の中心になるタウンシップ(スラム街)出身の人々が多いことから、こうした配達員がウイルスのキャリアーになるリスクが懸念されています。

*NICD(The National Institute For Communicable Diseases ):https://www.nicd.ac.za/

  • 代表取締役CEO室伏からのメッセージ

日本をはじめとするアジアのハードウェア技術を活用することで、アフリカにおいて新たな産業が創出可能、という信念の元、技術及び投資を通じたアフリカ・日本間連携を進めて参りました。しかしながら、第1歩目の難しさ、成功例の創出の難しさに多く直面してきました。EC市場が成長しながらもラスマイル物流に課題が多いアフリカ市場において、アジアで先行するスマートロッカーの技術・事業上の知見を最大限活用し、自分達が率先して成功例となるべくECDを立ち上げました。
世界的なCOVID-19の拡大を抑制する面においても、スマートロッカーの技術は有用です。

また、オンデマンド物流やロッカーのフランチャイズモデルを通じて多くのギグワーク機会が創出できます。再配達を抑制することで渋滞抑止、温室効果ガス排出抑制にも寄与する当該事業は、アフリカにおいて求められているソリューションであると確信しております。
アフリカにおけるラストマイル物流の改革に寄与すべく、精進して参りますので、応援の程、宜しくお願い申し上げます。